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X線結晶構造解析を用いたタンパク質の機能解析とタンパク質工学

変性オボアルブミン

タンパク質の「はたらき」は実はタンパク質の「かたち」(構造)の変化によって実現されています。

この構造変化をX線結晶構造解析法によって捉え、その「はたらき」の構造的メカニズムを明らかにすることによって、タンパク質の機能の改変や新機能を持ったタンパク質の設計が可能となります。

具体的にはβ‐アミラーゼの至適pHの変更、プルラナーゼの基質特異性の変更、オボアルブミンへのセリンプロテアーゼインヒビター活性の付与・リゾチームの反応機構に関する研究等を行っています。

この写真は遺伝子改変によりループ挿入(橙色のストランド)するようになったオボアルブミンを解析したものです(J. Mol. Biol. 315, 113-120, 2002)。